不動産売買における支払いや解約の基礎知識
不動産売買は高額な取引が多く、契約内容や手続きには様々な用語が使われます。 支払いや解約に関する用語は、、契約者の権利や義務を理解するために特に重要です。
【頭金】
ローンを組む際、購入価格の何割かを頭金として最初に支払います。
一般的に不動産取引の中では、物件価格から住宅ローン借入額を差し引いたものが、頭金と
考えられています。
通常は引渡しまでに現金で用意しなければならず、不動産の購入では物件価格の2割~3割
を頭金とするケースが多いです。
同じ金額の物件を購入する場合、頭金が多いほどローン借入額が少なくなり、その分利息が
少なくなります。
【内金】
うちきんと読み、売買契約において売買代金を分割して支払う場合の最終支払い以外の金銭 のことを内金と呼びます。 手付金とはことなるので、契約が解除されれば返金されます。 ただし契約内容や相手によって、手付金と同じ意味で使うこともあるので注意が必要です。
【申込証拠金】
住宅の購入を申し込む際、その購入意思を示すために支払うお金のことです。 売買契約成立後は購入代金の一部に充てられ、契約が成立しなかった場合は通常返還される、 失うことはない金銭です。
【解約手付金】
一度締結した契約を、のちに解除できるものとして授受されるお金のことです。 買い主はその支払った金銭を放棄すれば解約でき、売り主からは受け取った金銭の2倍の額 を相手に支払えば解約できることになります。
【違約金】
売買契約や請負契約などにおいて、債務不履行をした相手方に損害賠償を請求できるよう、 予め賠償額を決めておきます。 そのお金のことを違約金といいます。